<特徴>
バジルは普段「バジル」とか「バジリコ」と呼ばれているハーブで、イタリア料理には欠かせないハーブの一つです。爽やかな香りが食欲をそそり、カプレーゼ、ジェノベーゼソースやパスタ、ピザの彩りに最適です。
6月下旬ころから9月にかけてシソ科らしい花穂をつけ可憐な白い花を咲かせます。

<効能>
バジルには心身及び中枢神経の強壮作用があり、体のさまざまな機能を高めてくれる働きがあるといわれています。
また鎮静作用も秘めており、腹痛や吐き気、胃痙攣といった症状を鎮めてくれます。イライラをしずめて神経を落ち着かせたり、偏頭痛にも効果があるといわれています。

そのほかにも、便秘の解消に効果を発揮し、お通じを良くします。
かゆみを抑える効能があるといわれ、皮膚のかゆみが出やすい人によいです。
体を温める効果があるため、手足の冷えやすい冷え性の人におすすめです。
バジルのハーブティーは、不眠症にも有効です。
★注意★
乳幼児や妊娠中の人は使用を避けてください。

<育て方のポイント>
バジルはお日様が大好きなハーブです。日当り、風通しの良いところで管理します。4月の間は遅霜など、気温が急に下がる日もあるので、地植えのバジルの定植は5月以降の方が安全です。
摘心をするとより多くの葉を収穫できます。

<温度>
バジルの種の発芽には20℃以上が必要なハーブです。4月から5月上旬までの急な気温の下がりがありそうな日は、夜のみ室内に取り込みます。耐えられない寒さにあうと、葉が黒っぽくなってダメージを受けるので注意しましょう。

<用土>
保水力の高い有機質に富んだ土が最適です。地植えにする場合は保水性の高い培養土をすき込むか、完熟堆肥と腐葉土を十分にすき込んであげるとよいでしょう。鉢やプランターで楽しむ場合は、市販の有機質の高い培養土かハーブ用の土を利用しましょう。