<特徴>
甘くさわやかな香りが特徴のチャービル。パセリに似た見た目で、肉や魚料理、サラダ、スープと様々な料理に利用される人気のハーブです。特にフランス料理ではよく見かける食材です。

シダのような細かい切れ込みのたくさん入った葉は、古代ローマ時代から、すでに食用とされてきました。
パセリに似ていますが、チャービルはよりマイルドで甘い香りが特長です。そのため「美食家のパセリ」とも呼ばれます。

チャービルの葉は、甘くさわやかな香りを持つことが特徴です。また、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、鉄、マグネシウムなど様々な栄養素を多く含んでいます。これらの栄養素には、新陳代謝や消化吸収を助ける働きがあるほか、体から毒素を排出するデトックス効果が期待できます。ただ、1回で食べられる量はわずかなので、料理の香り付けとしての側面の方が強いかもしれません。
加熱すると香りが薄らぐだけでなく、効能も弱くなるので、料理ができあがる直前に加えると効果的に利用できます。

<育て方のポイント>
チャービルは、風通しの良い明るい日陰を好みます。直射日光が強く当たると、トウ立ちして葉っぱが硬くなり、食用には向かなくなります。湿り気を好み、高温多湿、乾燥を嫌います。夏場は、できるだけ風通しの良い涼しい場所で育てます。

<用土>
水持ちの良い用土を好みます。元肥として堆肥や固形肥料、さらに苦土石灰を加えておきます。鉢植えのチャービルは、「野菜の培養土」にバーミキュライトを加えてもよいでしょう。