<特徴>
春から初夏にかけて澄んだブルーの花を咲かせるアマ科の草花です。
品種は数百品種と大変多く、種によって一年草と宿根草があります。

一年草のフラックスの茎は布のリネンの原料、種は亜麻仁油の原料です。どちらもたくさんの材料を使うことから、とても高価な布とオイルです。リネンの産地であるフランス、リトアニアなどのヨーロッパ各地では畑一面のフラックスの畑を見ることができます。日本では北海道で栽培されています。

人参やジャガイモのコンパニオンプランツや緑肥えとして土壌改良としても活用されています。

乾き気味の気候を好むことから、どちらかというと寒冷地向きの草花です。寒冷地では大株に生長しますが、暖地では寿命が短い宿根草と考えた方がよいでしょう。

<育て方のポイント>
日当たり・置き場所
日当たりがよく、風通しのよい場所が適しています。

用土
鉢植は草花用の培養土で問題なく育ちます。乾燥気味の方が好きなので、水はけのよい土を好みます。

<利用法>
種を煎って、ゴマのように、おひたしやサラダにふりかけて食す。
種をすり潰して、喉の炎症やせきを鎮静する働きがあるとされている。