<特徴>
肉、魚などクセの強い素材の臭み消しに役立つ一方、淡白な素材の風味づけにも活躍します。トマト、ニンニクなどとも相性が良く、イタリアやフランスの料理にも欠かせません。また、パンや菓子、ドリンクにも香りのアクセントとして用いられます。生のローズマリーは、オイルやビネガーに漬け込み、香りを移して楽しむのもおすすめです。
ローズマリーは乾燥しても香りが持続するので、刈り取った枝をそのまま部屋に吊るしたり、かごなどに入れておくだけでも消臭効果があるため、ペットのいる家庭では役に立ちます。

飲食用:ハーブティー、肉料理・焼き菓子の香りづけなど
香料用:アロマテラピー、ポプリ、入浴剤など
クラフト用:リース、花束など
園芸用:生け垣、グラウンドカバー、トピアリーなど品種の特性に応じて
薬用:チンキ剤、湿布剤など

<育て方のポイント>
20℃程度が生育適温です。
日当たりと水はけさえ良ければ特に土は選ばず、多くの場所でよく育ちます。肥料は、春先に与えておけばあとはほとんど不要です。
夏の暑さや乾燥には強いのですが、枝葉が茂りすぎて下葉が枯れることがありますので、夏には収穫を兼ねて切り戻しをするとよいでしょう。鉢植えの場合は、根詰まりしやすいので鉢が小さくなったら植え替えます。

<用土>
痩せ地でもよく育ちます。過度な肥料と多湿を嫌います。乾燥気味で管理しましょう。地植えであれば特に追肥の必要はありません。鉢植えで管理している場合は、土が痩せたら土壌改良剤などで補ってあげると良いでしょう。

庭植えのローズマリーは根付いてからは特に水やりの必要はありません。乾燥が続き、ローズマリーの葉の先端が俯くようになってきたら、たっぷりと水やりをします。